96. 蒸し暑い時期こそ尾州で織ったリネン
2022年06月13日
今回は蒸し暑い夏に向けて、リネンの商品を紹介したいと思います。
N tailor designでは尾州で織ったリネンを多く取り扱っております。ウールを主で扱っている尾州ではリネンは織ることが難しく、中々織って頂ける機屋さんが少ないのが現状です。
N tailor designのリネン生地の特徴としては、シルケット加工というのをしておりません。このシルケット加工は凄くいい所ばかりなので、ほとんどの麻の生地には使われているかと思います。
こんないい加工をなぜしていないかというと、薬品による加工なので、繊維自体は傷ついてしまいます。何回か着用していくと、加工をしてない方が肌に優しいというか、蒸れる感じが少ないです。
この感じる感じないかの感覚が凄く大事だと思います。なんかあんまり暑く感じないなとか、この何かには作り手側からすると工夫を凝らしています。
オシャレは我慢だとよく耳にします。私自身の考えとしては、極力ストレスがなく快適な服であった上で、オシャレでないと長く着用してもらえない気がします。特にオーダーなので、サイズだけではなくそこの部分も解決していかなければ、オーダーである意味がなくなってしまうのではないかとも思います。
そこで暑い夏はやっぱりリネンです。
上写真2枚はシャツ・パンツともに尾州で織ったリネン100%の生地で仕立てております。
上の写真はリネン100%のシャツに、コットン・リネンのショーツになります。共に尾州で製作した生地になります。
上の写真はリネン100%のシャツに、コットン・リネンのパンツになります。黒に比べて淡い色は、涼しいです。同じ厚さの生地でも色によって暑さが全然変わります。
全てオーダーの商品となります。サイズもゆったりすることで、涼しく感じます。素材から考えて服を仕立てることで、長く快適に過ごせる服をお仕立てしたいと考えております。