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79. 尾州(一宮)で製作したオリジナル生地完成

2022年04月15日

今回は私自身が糸から規格したN tailor designのオリジナル生地をご紹介させて頂きます。去年末ぐらいからざっくりとコート、パンツのセットアップで、パンツもパッチ要らずの暖かい生地を作りたいなと考えておりました。パンツの履き心地を考えて二重織が最適だと思い、ウール100%でなくウール・コットンの素材で行こうと決めました。肌に触れる部分が多いパンツのことを考えて、裏面をコットンにすることで肌触りがよく、履き心地が良いパンツになります。

ある程度服のイメージが決まったので、次に生地の規格に進んでいきます。まず糸の選定と色を決めていきます。

奥がコットンの糸、手前のベージュがウールの糸になります。

ウールの糸はスーパー140と呼ばれる凄く良い原料を使用しています。かなり贅沢なウールになります。裏面に使うコットンはパンツのことも考えて、双糸の糸を使っています。色はキャメルっぽい感じにしたいなと思い、ベージュのトップ糸を使用しています。なので、このベージュの糸の中に何種類の色が入っているので、色に凄く深みがでます。今回はトップ糸を使うので、染色工程はなく次に織りの工程にいきます。

以前のブログ生地になります。

織りの工程では今回はシャトル織機を使用しています。低速で織り上げるので、糸に負担をかけずに織ることが可能です。低速織機で織ることで、仕上がりで少しの差ですが、良い風合いで上がってきます。その差が長く着用すると変わってきたりします。今回はヨコ糸の密度がしっかりしているので、10mくらい織り上げるのに、10時間近くかかってしまいます。通常の織機よりも1/3か1/4の速さになります。今回は風合いのことを考えて、本当に丁寧に織り上げています。

以前書いたブログ生地です。

こうして織り上がった生地が下記の写真になります。まだ起毛をしておらず、一本一本の糸で生地が形成されているのがわかるかと思います。これを整理加工をして起毛して行くと、見た目も風合いも全く変わってきます。この整理加工の凄さを体験して頂きたく、仕上がりの生地と仕上がり前の生地をサンプル帳にしているので、ぜひご興味がありましたらお気軽にお声がけください。

整理前の生地になります。
こちらも整理前の生地になります。

以前書いたブログになります。

今回は肌触りを重視した生地にしたかったので表面のウール・裏面のコットン共に起毛する加工をしました。生地を規格する上で凄く楽しみなことは、生地が上がって来た時ではないでしょうか。上手くいっているのか、あまり理想の風合いになっていないのか。ドキドキの瞬間ではありますが。。。

今回はイメージ通りの生地が上がってきました!!手で生地を触った瞬間とろけそうな風合いでした!表はベロア調で少し毛足が長い起毛で、裏は毛足を刈った起毛になります。これから暑くなるので次の秋冬になりますが、自分の服をサンプルで作りますので、また出来ましたらブログで紹介させて頂きます。

整理前の生地です。
整理後、仕上がりの生地になります。

上記二つの記事を比較すると整理をすることで全く違った生地に見えます。風合いは見た目よりももっと変わって来るので、やっぱり生地は見るだけではなく、触ってこそだなとこのブログを書いていてつくづく感じました。

本当に拙い文章ですが、糸から生地になるまでの流れをなんとなく理解して頂けたら、凄く嬉しいです。生地のこと服のことで何か疑問なことがございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

N tailor designでは初対面のお客様には初回でお売りすることは控えております。生地の説明・採寸はさせて頂き、もしご購入頂ける際は後日に再度ご訪問・ご来訪して頂いております。どのような生地があるのか、どのように採寸するのかを体験して頂くことで、お客様が納得した形でご購入頂けるようにこのような形式にさせて頂いております。出張した際の料金は発生しませんので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

    LINEでのお問い合わせも可能ですので、
    下記のURLからよろしくお願い致します

    https://lin.ee/M8xFJQU