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74. ウールとリネン生地について

2022年03月28日

今回は異素材が組み合わさってできている生地についてお話ししたいと思います。生地を選ぶ時必ず混率の表示があるかと思います。異素材が組み合わさってできている生地は、三つのパターンのどれかに該当します。(織物に限ってになります)

最初に混紡と呼ばれるもので、一本の糸に複数の素材が入っています。ウールとリネンの混紡糸ならば、リネンとウールが原毛が混ざり合って糸になっています。ウール・カシミア、ウール・コットン、ウール・アルパカなど色々な種類のいとがあります。ウール95%カシミア5%の生地を見かけるかと思いますが、これは混紡糸でできている生地になります。

次に交織とは、タテ糸がウールでヨコ糸にリネンなど、糸自体は100%同じ原料ですが、タテ糸、ヨコ糸で違う原料を使うことで異素材の組み合わせることになります。少ないですが、タテ糸だけでも異素材を使うこともあります。

最後に交撚ですが、違う素材の糸同士を撚り合わせて組み合わせる方法です。なので、必ず双糸以上になります。スーツの業界でよく見られるのがウール・シルク・リネンのジャケット生地で、ウール・リネンの混紡糸に、細いシルクの糸が巻かれているのを見かけます。スーツでもウール80%ポリエステル20%の生地も、ウールの糸に細いポリエステルの糸が巻かれている生地もあります。これは春夏の生地に多くポリエステルを巻くことで、糸の強度アップ・毛羽を防止することができ、薄くて毛羽が少ない綺麗な生地に仕上げることが可能です。

以上異素材の組み合わせてはこの3点のどれかの方法で作られています。今回写真で上げさせて頂た生地はウール・リネンの生地で混紡糸を使った生地になります。凄く雰囲気がいい白い霜みたいなめちゃくちゃカッコイイ表情は、リネンが演出してくれています。

なぜこの霜みたいのができるかというと、ウールとリネンでは染める染料が違うためです。ウールの主成分はタンパク質で、リネンはセルロース系で成分が違うため染料の方法が変わってきます。なのでウールを染めても、リネンは同じように染まりません。なので写真のような白い霜は、染まっていないリネンということになります。

これは生地の仕事について初めて知った時、考えた人は本当に天才だと思いました。無地ではなくこの霜感があるのでは全然カッコよさが変わっていきます。少しカジュアルな雰囲気になるので、ジャケットにもオススメです!!

糸から考えて、服を仕立てることで、服のケアであったり特徴を知ることができるので、長く愛着が持てる服になるかと思います。これからも一着を大切にお仕立てしていけたらと考えております。

上記の記事は交織で織られたウール・リネンです

N tailor designでは初対面のお客様には初回でお売りすることは控えております。生地の説明・採寸はさせて頂き、もしご購入頂ける際は後日に再度ご訪問・ご来訪して頂いております。どのような生地があるのか、どのように採寸するのかを体験して頂くことで、お客様が納得した形でご購入頂けるようにこのような形式にさせて頂いております。出張した際の料金は発生しませんので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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