Menu

69. 春夏の国産(尾州)オススメ生地

2022年03月11日

今回も春夏のオススメ生地、葛利毛織さんをご紹介させて頂きます。愛知県一宮市にある機屋さんです。地元一宮は世界でも有名なウールの産地になります。ほとんど知られていませんが、一宮の生地が有名なブランドの服に多く使われています。それだけ国産の生地の評価は世界で見ても凄く高いです。その中でも個人的にオススメしたいのが葛利毛織さんです。スーツ生地だけではなく色々な生地を作っております。その中でいくつか私自身がチョイスしたオススメの生地を紹介させて頂きます!

モヘア100%の生地です。

まず初めにご紹介させて頂くのが、モヘア100%の生地になります。モヘアというのはアンゴラヤギの毛を使っており、羊の毛を使っているウールとは違う原料になります。この生地の何が凄いかというと、モヘア100%の生地で目付けが260gしかないという所です。今まではモヘアは細い糸を作ることができないとされてきました。なのでウールとミックスさせた混紡糸、もしくはモヘアの単糸の糸を使用した生地が殆どでした。しかし葛利毛織さんはタテヨコ双糸にしてかつ、軽量のモヘア100%の生地を作ってしまったのです!!インポートの生地でも見たことがありません。

凄くわかり易いので、他のテーラーさんを引用させて頂きました。

モヘアとウールの生地で大きな違いを挙げるとしたら、光沢感です。原料の自体は太くてもモヘアはウールに比べて、原毛の時から光沢感が全然違います。特に秋冬に多い綾織で作った生地の光沢感はウールにはない輝きがあります。今回は春夏なので平織ですが、光沢感は春夏物の中でしたら一番かと思います。最上級の技術が詰まったモヘア100%の生地はオススメです!!

ウール100%の生地です

次にオススメの生地が、スーパー120の原料を使った生地になります。モヘア100%の衝撃に比べましたらちょっと見劣りするかもしれませんが、この生地も素晴らしいです!!

まずトップ糸と呼ばれる糸を使用しております。このトップ糸は糸になる前のワタの状態で染めます。ワタの状態で染めることにより、何種類の色のワタを組み合わせて糸を作ることにより、糸染めでは出せない深みがある生地に仕上がります。写真で見て頂くとベースの色はブラウンですが、赤みがあったり緑っぽさがあったり、黄味があったりと無地ですが、色々な色が混じった様に見えます。これがトップ糸を使った生地の特徴です。生地だけみると無地ですが、出来上がると高級感がある雰囲気に仕上がります。無地でもちょっと洒落感があるスーツが欲しいという方にはオススメです!!

http://daruma-store.jp/?mode=f8

トップ糸について書かれた記事です。

強撚糸を使ったピンストライプの生地になります

最後に紹介させて頂くのが、強撚糸を使った生地になります。また写真映えしないオーソドックスな柄だと思ったかもしれませんが、個人的に控えめな感じが大好きなのです。

この強撚糸とは糸のひねりを通常よりも多くひねった糸になります。この多くひねることで、何が良いのかというと、

・シワの回復力が良くなり、伸縮性が増す

・毛羽立ちが少なくなる

・シャリみが出ることにより、清涼感が増す

この3つのメリットは凄く暑い時期に生かされる機能だと思います。なので生地が薄いから涼しいスーツができるかと言ったらそうでもありません。今回のように糸使いだったり、組織だったり、素材だったりで感じ方が変わっていきます。暑い時期のスーツ、パンツには強撚糸の生地がオススメです!!

今回は国産の生地を代表する葛利毛織さんをご紹介させて頂きました。他にもインポートの生地にはない特殊な糸を使用した生地も数多くありますので、気になることや、生地で疑問に思うことがありましたらお気軽にお問い合わせくださいませ!!

N tailor designでは初対面のお客様には初回でお売りすることは控えております。生地の説明・採寸はさせて頂き、もしご購入頂ける際は後日に再度ご訪問・ご来訪して頂いております。どのような生地があるのか、どのように採寸するのかを体験して頂くことで、お客様が納得した形でご購入頂けるようにこのような形式にさせて頂いております。出張した際の料金は発生しませんので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

    LINEでのお問い合わせも可能ですので、
    下記のURLからよろしくお願い致します

    https://lin.ee/M8xFJQU