40. オーダースーツ保管の仕方
2021年11月29日
今回はスーツをかけるハンガーについてお話ししたいと思います。スーツは一週間の内着用するのが、一回又は二回ほどかと思います。これ以上着用するとなると着用したスーツのシワや匂い等が回復されず、寿命を縮めてしまいます。ですので、一週間の内スーツの上着はほとんどハンガーに掛かっていることとなります。そこでハンガーは非常に重要になってきます。上記の写真は木製のハンガーですが、肩先が厚くなっているので、人が着用した形に近くなっています。木製のハンガーは湿気もとってくれるので、保管方法としてはベストですが、重量があり価格も高いです。
そこで上記の写真のようなプラスチックのハンガーがオススメです。とにかく一番よくないのが肩先が薄いハンガーで、いくら木製でも肩先が薄いハンガーは避けて欲しいです。スーツに肩にはパッドが入っており、そのパッドスーツの重厚感、高級感を決めているといっても過言ではありません。肩先が薄いハンガーをかけてしまうと、パッドの加重にハンガーが耐えきれないので、どんどん肩周りがヘタリやすくなります。
スーツのウール素材は凄く優れた素材で、手入れ自体は非常に楽なものになります。しっかりしたハンガーに三日程かけて休ませれば、シワ・匂い・洋服にこもった湿気などから回復し、また良い状態で着用することが可能です。逆に高級スーツでも保管方法が悪いと着用した時の見た目が全く良くなくなります。
肩先の厚いハンガーにかけてしっかり休ませることが出来れば、長く良い状態のスーツを着用できるので、スーツの値段に関わらず是が非でも試して頂きたいです。