263. 秋冬の生地第3弾
2025年07月14日

今回は春から製作しておりました
オリジナル生地が完成しましたので、ご紹介させて頂きます。
前回ご紹介しましたコート生地より
薄手になります。
前回は起毛しましたが、今回は縮絨と呼ばれる整理加工をしております。
揉み込んで洗っていくとウール同士が絡み合いフェルトっぽい感じになっていきます。
フェルトのように固くなるまではしないですが、
適度の柔らかさで調整します。
最後に押さえて、適度なツヤ、ヌメリを出して仕上げました。
やっぱりメンズは多少のツヤがあった方がいいなと。
組織は2/2の綾。
経糸にブラックの糸
緯糸にブラウングレーの糸
シャンブレーの生地になります。

上の写真は織り上がった直後の生地です。
しっかりと綾目があるのが分かります。

上の写真は整理加工後の生地になります。
綾目はほとんど見えません。
凄くウールが絡み合っています。
シャンブレーの感じもぼやけ、沢山の色が集まったなんと言えない無地になっております。
ブルゾン、コートにオススメの生地です。
現在フィールド・コートをこの生地で試作をしております。
だんだんとウール100%の製品は少なくなっていくかと思います。
冬はウール100%の優しさに包まれたい!
ウール大好きで、肌触りが良いウールを触っていたい方には凄くオススメの生地です。

8月から冬物の展開が始まります。
今年こそはウールに身を任せましょう!!