234. スーツの勉強
2024年07月31日
先日スーツのことを学びに豊橋にある縫製工場に行ってまいりました。
オーダースーツは縦と横の寸法を合わすだけと
思われるかもしれませんが、
様々な体型によって同じ寸法でもスーツの見え方が変わってきます。
これはスーツだけに言えることではありませんが、
どう見えたら服がカッコよく見えるか。
既製品の服でもめちゃくちゃ考えられていると思います。
むしろ既製品の方がめちゃくちゃ考えているかもしれません。
姿勢が丸まっているか、反っているか。
お尻が出ているか、平らか。
など姿勢は人それぞれです。
そこに対応していくために、寸法以外に体型補正と呼ばれるものがあります。
ここが本当に難しいです。
(そもそも自分が扱っているスーツのパターンのクセを理解する必要があると思いました。)
お客様の姿勢によって、服を着用したら症状が出て、
その症状を見極めて、正していくイメージです。
そこの勉強をしてまいりました。
知ってはいましたが、スーツの世界も奥が深すぎます。
話を聞いていて、先人達が試行錯誤してきて、
この症状が出たらこうするみたいな正解はありますが、
人の体型が無限かというくらいあるので、なかなか正解に辿り着くのは難しいと感じました。
しかし今回教えてくれたのは同世代の方々で、
本当に服を研究しているなと感じました。
先人の意見を取り入れながら、現代のスーツのスタイルを考えて、
自分達で沢山試されていると感じました。
大変失礼な言い方ですが、高齢の方に話を聞いても、
服への知識が凄くても、ファッションの感度が低いので、
なんか素直に全部が入ってこないのことが多々あります。
しかし感覚が近いので、聞いていてもスッと話が入ってきます。
私が素直になれば良いのですが。。。
同世代なのに素晴らしすぎて、悔しさもあり尊敬もあります。
これからも勉強し続けて、かっこいいと呼ばれるスーツよりも
キレイなスーツだと言われるようなスーツを仕立てたいと考えております。
そして現在この工場を使ってコートを試作中です。
冬に向けて、めちゃくちゃオススメしたいコートになります!!
是非今年コートを考えている方がいましたら、尾州の生地を使って、豊橋で縫って、
made in 愛知のコートを着用しましょう!!