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210. 尾州のヘビーコート

2023年12月25日

今回は私のコーディネートをご紹介させて頂きます。

最近色々な生地のコートを着用してきまして、自分の中で暖かいコートがどんな生地で作られているか

分かってきました。

やっぱり生地に膨らみがあるコートが最高に暖かいです。

且つ軽さがあります。

この膨らみを出すためには、生地を起毛する又は洗い込む方法があります。

今回のコート生地は洗い込む手法を使っています。

整理加工で生地を洗い込む事によって、生地が急激に縮みます。

(コットンやリネンを洗ってもさほど縮みません。)

そして乾燥機にかけることによって、ふっくらと膨らみになります。

この乾燥機にかけた後の生地は綿菓子のようにフワフワです。

こんなに素晴らしい生地なのにあまり世に出回ってないか。

一番の原因は毛玉問題です。

通常のコートよりも毛玉が出来やすいのは確かです。

しかしウール100%の毛玉ってそんなに見た目悪くないのです。

合繊が入っていると毛玉が出来ても、自然に落ちずずっと残ってしまうのでそのイメージが大きいかと思います。

でもアパレルはやっぱり毛玉がクレームになるのがめちゃくちゃ怖いので、店頭に並べるのを控えることが多いです。

見た目を取るか、機能を取るか。

凄く難しい問題です。

しかし私はこのタイプの生地が着れば着るほど好きになってしまいます。

本当にスルメのような生地です。

やっぱり軽くて暖かい生地で仕立てた服がいいのです。

そして決め過ぎない仕上がりが大好きです。

今回の生地の糸使いは杢糸と呼ばれる、2色違う糸を撚り合わせて一本の糸にしたものを使用しています。

糸の太さは極太です。

中々ここまで太い糸を使ったコート生地は少ないと思います。

生地が重くなればなるほど、ウールを使う量が多くなるので、コストの面から使わないケースも多いです。

ウールが素晴らしい所は色々な表情に変化してます。

天然素材のコットンやリネン、モヘア、カシミアと比べて、できる整理加工の幅が全然違います。

スーツ生地にもできるし、凸凹な生地も作ることができます。

カシミアの方が高級品ですが、天然繊維で一番優れている繊維はと聞かれたら、

間違いなくウールだと思います。

この冬もたくさんのウールを着用して、乗り切りたいと思います!

私が尊敬するウール博士のブログです。
以前のブログ記事になります。

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