202. 生地がアパレルに売れる。
2023年10月27日
今回は生地のことについてお話させて頂きます。
尾州で作られた生地は日本だけではなく、世界のアパレルに供給されています。
誰もが知っている有名ブランド、あまり知られていないブランド
様々なブランドに使われています。
尾州の生地以外でも日本の生地は世界から見ても評価が高いと言われています。
以前勤めていた会社で有名海外ブランドに生地が売れて、百貨店におかれていた時は
感動したのを覚えています。
金額が凄まじかったですが。。。
今回のお話は以前に私が規格した生地が売れたのです。
生地の規格の仕事をしていて、一番嬉しい瞬間だと思います。
その生地を現在織っています。
来年の春夏分ですが、感慨深いものがあります。
自分が規格した生地を尾州で織って、整理して、どこかで縫製して、服になって、売れて誰かが着た時
こんなに嬉しいことはありません。
無地っぽい生地ですが、見れば絶対にわかります。
街で見かけたら、声を掛けたいくらいです。
実際はかけられませんが、もし見ることができたら、
一礼します。
素材はコットン・リネンで、特殊な組織になります。
まずどんなアイテムになるのかが、凄く楽しみです。
自分の規格の意図は、パンツ・シャツ・ジャケットどのアイテムでも使いたいと思い規格しました。
パンツと上物両方で使われたら、最高に嬉しいです。
自分で生地を規格して、尾州で染色して、織って、整理して、服になって、誰かに着て頂ける。
それが出来るのは本当に有難いことです。
服になるまで、凄く多くの人が携わっています。
そこのどこかがかけては出来るものが簡単に出来なくなってしまいます。
現場を経験したからこそ、製品になるまでの苦労が分かります。
作り手さんがあってこその、物作りだと改めて思います。
これからも尾州の生地良さを知ってもらって、服を着て頂けるように精進し続けます。