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197. 尾州(一宮)の生地でオーダー

2023年09月29日

過ごしやすい日になってきました。

散歩が気持ちいい季節です。

湿度がなくカラッとした晴れは人生で一番気分をあげてくれるのではないかと思いながら書いております。

今回はスーツではなく、カジュアルの服をご紹介させて頂きます。

自分自身、洋服が大好きで普段着用している服も

ほとんどオーダーで作った服を着用しています。

やっぱり生地から考えて作った服は愛着が出ます。

いつも普段の服を作って思うのですが、

凄くカジュアルの服は難しいといことです。

生地にもサイズ感にも制限がなく、自由にできます。

自由は不自由だ。

その言葉が身に沁みます。

カッコ悪いめちゃくちゃダサい服ができることも多々あります。

でもめちゃくちゃカッコいい服ができた時の快感は、甲子園で優勝した時くらいの喜びがあります。

(あくまで想像ですが。笑)

尾州で作った生地で素材からこだわって、普段着もオーダーで作る。

一番私自身が力を入れている部分でもあります。

尾州産地で働いたからこそ、尾州の良さが分かります。

尾州といえばスーツ生地のイメージが強いかと思いますが、

自分が尾州で働き始めて一番驚いたのが、カジュアル生地の豊富さです。

ウール産地として有名の尾州だからこそ、色々な種類の生地が作れるのだと思います。

ウールが天然繊維の中で、一番整理加工で様々な表情に変化します。

服好きな人が尾州で作った生地を見れば、映画のトップガンよりも興奮するかと思います。

尾州の生地で仕立てた服をご紹介させて頂きます。

まずはウール・リネンのシャツになります。

秋の時期にはピッタリのシャツです。

パンツはコットン・リネンになります。

ウール・リネンの良さはなんとも言えないシワがあり、

綺麗すぎないカッコ良さがあります。

洗うことでウールの毛羽感が出て、何年も着古した感じが大好きです。

因みに上の写真のセットアップとシャツ生地は同じ生地になります。

シャツはウール面が表になっており、セットアップはリネン面が表になっております。

生地の組織によって、裏表の色が違います。

これは生地を規格する段階で、考えてたシャツ・セットアップのスリーピースです。

次はウール100%のロングシャツになります。

生地の規格が甘いので、ドレープを強調するためロングシャツにしました。

ドラマの『VIVANT』を見てた方はアリさんを思い浮かべる方もいるかと思います。笑

レギュラーの原料ですが、整理加工で時間をかけて寝かせたり、洗ったりを繰り返すことで、

柔らかい肌触りとなっております。

凄く軽くサッと羽織れるので、秋から真冬前には凄く重宝できるアイテムです。

これから冬に向けて、ウール素材のアイテムは体調の面でも助けてくれます。

ウールがどの素材より寒暖差に対応してくれます。

自分の体を守ってくれる誰よりも優しくて、最高の素材でもあります。

尾州のウールで仕立てた服で快適な秋冬ライフにしていきましょう!!

尾州の生地ができるまでのお話です。

N tailor designでは初対面のお客様には初回でお売りすることは控えております。生地の説明・採寸はさせて頂き、もしご購入頂ける際は後日に再度ご訪問・ご来訪して頂いております。どのような生地があるのか、どのように採寸するのかを体験して頂くことで、お客様が納得した形でご購入頂けるようにこのような形式にさせて頂いております。出張した際の料金は発生しませんので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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