175. 僕の日常のコーディネート(5)
2023年05月12日
もう今年も約半分が過ぎようとしています。
年齢を重ねると時間が早く感じるのは、本当のようです。
子供の頃北海道くらい遠かった正月が、今では静岡ぐらいの感覚になっています。
今回は尾州のリネン生地を使ったコーディネートになります。
リネンは薄手のシャツのイメージがなんとなくあるかなと思いますが、
太い糸を使ったリネン生地も多く存在します。
今回のシャツジャケット・パンツ共に太番手のリネンを使用したアイテムになります。
シャツジャケットは25/1と呼ばれる番手(糸の太さ)の糸を使用したリネン100%の生地を使用しています。
組織はヘリンボーンと呼ばれる綾織の一種です。
綾織は平織比べて生地が重くなるので、
見た目よりも重量感があるシャツジャケットに仕上がっております。
この重量感が、寒暖差の大きい今の季節に適しています。
リネンなので、暑い昼の時間でもこもるような嫌な暑さは感じにくく、
目付け(生地の重さ)があるので、気温が落ちる朝晩も快適に過ごせます。
染色も通常の染め方法と違い、糸の芯まで染めず、
糸の表面だけ染色しています。
洗っていくと表面の色が少しずつ落ちてきて、白っぽさが出てきます。
この真っ黒じゃない感じがかっこいいんです!!
インディゴ染めと違って、洗濯で色移りする心配がないのもこの染色方法の良いところになります。
もちろんシャツジャケットの下に着用しているバンドカラーのシャツも尾州のリネンです。
シャツ生地なので細番手の糸を使用しています。
ジャケットとシャツで糸の太さが2倍以上違います。
パンツは経糸に44/1・緯糸に25/1の糸を使用しています。
ジャケットよりもパンツの方が軽い生地になります。
太番手を使用していますが夏でも着用でき、
裾口を太めにしているので、風が裾から入って天然エアコンです!
去年くらいから私はリネンの素晴らしさにどハマりしています。
シワの感じ、着心地、ラフさ
他の素材にはないカッコ良さを感じています。
しかも気兼ねなく洗える・・最高です!
色が落ちやすいというデメリットはありますが・・・
少しくらいの弱点はご容赦下さいm(__)m
最近服屋さんをフラフラしたのですが、リネンの生地を使ったアイテムが前に比べると増えてきたなと、感じました。
このブログでリネンを推してきたかいがあったなと思いました。笑
夏はリネンなしでは外を出歩けない暑さになっています。
まだリネンのアイテムを買っていないようでしたら、今の時期ご購入するのがオススメです!