17. 尾州産オリジナル生地紹介
2021年09月09日
今回も地元尾州で製作しましたオリジナル生地を紹介したいと思います。
タテ糸にコットン、ヨコ糸にウールを使った生地で組織は1/3の綾になります。デニムの組織の逆のバージョンです。
表にヨコ糸のウールが多く出て、裏にタテ糸のコットンが多く出ます。上記の写真でベージュ側が表で、右フチに見えるオフホワイト側は裏面になります。なぜこの様にしたかと言うとパンツやジャケットの裏側は肌につく側になるので肌触りが優れているコットンにすることで着心地が向上します。表側のウールは微妙に起毛されており、表だけみるとほぼウール100%のタッチ、見た目になります。
ウールが入ることで、コットン100%に比べるとシワになりにくくライトなビジネスシーンでも着用することが可能です。肉も中肉で、セットアップにシャツを加えたスリーピースで仕立てられる生地になっております。ビジネスシーンではセットアップで、二次会やちょっとしたフォーマルの場では、セットアップシャツのスリーピース、カジュアルでは、パンツにシャツを合わせて頂ければ、私が生地を作る前に描いた想像とマッチします。もしスリーピースでお仕立てできたらこんな嬉しいことはありません!!