160. めちゃくちゃカッコいい生地でシャツジャケット

今回はサンプルで作ったシャツジャケットをご紹介させて頂きます。

出来上りを見た瞬間、めちゃくちゃカッコいいやんとつい声が出てしまい、

着用した瞬間、再度めちゃくちゃカッコいいやんと声が出てしまいました。

やっぱり洋服は最高だと改めて感じました。

生地はタイプライターと呼ばれる、綿100%の高密度の生地になります。

超高密度なので、紙みたいな生地です。

軽量ですが、シルエットがしっかり出るのが特徴です。

このタイプライターの生地で仕立てれば、どんなにビックシルエットでもカッコよくなってしまうのではないかと思うくらい、素晴らしい生地です。

そのタイプライターの生地を近江晒と呼ばれる整理加工をしています。

他産地で整理の詳細はわかりませんが、

とにかく生地に膨らみがあります。

高密度の生地は、ペタッとなりがちですが、この生地の膨らみは素晴らしいです！！

毎度のことですが、カジュアルは製品で上がった後に、洗い加工をかけます。

そこでまたちょっと膨らみが増します。

ペッタっとした服は立体感がなく、高級感が出ません。

洗うことで、シワにはなりますが、膨らみが出て、服に立体感が出ます。

洗う洗わないでは雲泥の差が出ます。

私自身、生地の仕事をする前は製品で洗うことなんて知りませんでした。

洗ってない服と洗っている服ではカッコよさが全然違います。

コシも抜けてないし、生地が踊ってない印象です。

洗うと服が踊ります。

これは人によって感覚は違うと思いますが、個人的にはそのぐらい差を感じます。

今回はシャツだけではなく、パンツも仕立ててセットアップにしています。

3月の暖かい時期になりましたら、白か黒の無地のTシャツにこのセットアップを着用すれば、

めちゃくちゃオシャレに見えること間違いなしです！！

ハーフパンツや半袖シャツもいけるので、この春夏はタイプライターの近江晒しが一番のお勧めです！！