151. 春夏のシャツ生地は尾州のリネン
2023年01月30日
今回は春夏に向けてオススメの生地をご紹介させて頂きます。
ジャガードと呼ばれる織物以外で、ストライプ・チェック以外の柄は中々見ないと思います。
この生地は尾州で作成したオリジナル生地ではありますが、私が考えた生地ではありません。。。
はっきり言ってこんな生地を企画できません。
初めて見た時は、通常の織物の織機でこんな生地できるのかと驚愕しました。
写真を見るだけでも凄さが伝わって来ないですか?笑
織機の技術とかではなく、企画の組織作りの中でめちゃくちゃ工夫を凝らしています。
経糸はコットン、緯糸にリネンを使っています。
生地はボーダー柄になっていますが、製品はストライプになります。
(ボーダーでも可能ですが、オススメはストライプです!)
最初からストライプ柄で作ればいいじゃんと思うのですが、できないのです。
太さの違うリネンを経糸で使用することができないのです。
リネンは収縮性がないので、糸の太さが違うと経糸のテンションが合わないのです。
経糸のテンションが違いすぎると全く織ることができません。
なので緯糸で、太さの違うリネンを使用しています。
織機や糸の特性を色々と考慮して作られた、この生地はとんでもない逸品なのです!!
メンズのシャツだけではなく、レディースのロングシャツにもピッタリです。
染めも糸の内側まで染め切らない技法を使っていて、
洗濯することで、少しずつ色が落ちてきます。
(インディゴ染めではないので、他の服に色移りはしないです。)
この経年の変化も楽しみの一つでもあります。
N tailor design では尾州で作成したオリジナル生地で、カジュアルのオーダーも仕立てております。
糸から生地を作ることで、その生地の特性を存分に活かしたモノづくりを心がけています。
尾州の生地のことを知りたいという方や、カジュアルのオーダーも気になりましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。