147. 春夏に向けての試作進行中
2023年01月16日
今回は春夏に向けて試作進行しております、生地をご紹介させて頂きます。
サンプルは全て尾州で作ったオリジナルの生地になります。
まずはリネン100%のストライプの生地になります。
アイテムはサファリジャケットっぽいのを製作予定です。
生地はリネンの中番手を使用しているので、パンツ・ジャケット・シャツあらゆるアイテムに使えます。
整理加工ではクリヤ仕上げと呼ばれる、シンプルな仕上げをしているので、家庭用の洗濯機で洗うと縮みます。
なので、製品が出来上がった時にしっかり洗って洗濯機でも洗える様にしておきます。
リネンは洗えてこそ良さを発揮してくれる素材です。
そこで一番の問題は縮率(洗うとどれだけ縮むのか)です。
洗うと約9%くらい縮むので、それを考慮して寸法を決めていきます。
次は半袖シャツです。
これも中番手のリネン100%の生地になります。
袖丈長めのゆったりしたシルエットのシャツになります。
シャツ生地にしては少し肉がありますが、全然真夏でも着用できます。
私の大好きなシャンブレーになっておりまして、カーキとオフホワイトの組み合わせになっております。
これも製品で洗います。
リネンは洗うことで、潜在能力が引き出されます。
リネンが洗えなかったら、まだ庶民シュートしかできない桜木くらいの実力になってしまいます。
最後に薄手のリネン100%の生地になります。
この生地は正直経糸(ブラウン)と緯糸(ネイビー)の組み合わせをミスしてしまいました。
織っている所を見た時にやってしまったと。。。
こうゆう生地こそサンプルでせめていかないといけません。
イメージは夏でも羽織れるジャケットです。
去年暑い夏でもシャツ感覚で羽織れるジャケットが欲しいなと。
ジャケットを羽織ることで、洒落感と清潔感が一気にアップします。
サイズ感はゆったりで、ジャケットでも洗える仕様にしております。
生地も軽量で裏地がないので、かなり軽いジャケットに仕上がります。
”洋服で日々の生活を快適に”
をテーマに今年のサンプル作りをしております。
オシャレは我慢ではなく、機能性あってこそのオシャレだと考える様になってきました。
そのためにも、尾州で素材から考えて生地を作ることが大切だと思います。
自分の自己満足でもありますが、糸から生地になって服になった時は、野球で逆転サヨナラホームランを打った時くらい嬉しくなります!
またサンプルが仕上がりましたら、ブログにアップさせて頂きます!!