136. 服を解体してみました
2022年11月11日
今回はジャケットを解体したらどうなるのか、お話しさせて頂きます。
実際自分が使ってる工場がどのようなパターンを使っているか知る必要があるなと今更ですが思いました。
解体も一度もやったことがなく、時間がかかりました。
改めて、これを縫っていると思うと本当に凄いなと思いました。
上の写真が後ろみの左半分です。背中の左半分になります。
最初テーラーで働き始めた時は型紙見せてもらっても、どこがどの部分か全く分かりませんでした。
本当に平面が立体になるのかと半信半疑でした。
解体すると平面から立体になることが確信できます。
松坂大輔投手の感覚です。
次が細腹と呼ばれる部分です。
横側の部分になります。
袖が付く部分でもあります。
解体してみて、細腹意外と細いなと感じました。
ここは改善の余地があるなと強く感じました。
上の写真が前身になります。
一番イメージしやすい部分かと思います。
襟があって胸ポケットがあって、袖の所がクラれています。
上の写真が袖になります。
袖は上袖、下袖の2枚でできています。
左が下袖で、右が上袖になります。
上の写真が左半分のジャケットの部分になります。
もう右半分と袖がついてジャケットになります。
解体して思ったのが、アームホールが縦長で、もっと横長の形にしたい!
これは自分のスーツ作る時試さないといけないと思いました。
今回解体してみて、色々な工場で作ったスーツを解体するべきだと感じました。
機械いじりが好きな人が、機械を解体するのをみて、本当に好きなんだと思ってました。
どう作られているか知りたいという気持ちがそうさせるのだと。
もっと早くやっておけばよかったと少し後悔しながら、また解体をし、研究していかないといけないと感じた1日でした。
https://www.gqjapan.jp/fashion/article/20200629-the-art-of-indies-bespoke
本当にカッコいいです。