123. 来年の春夏の尾州オリジナル生地規格
2022年09月16日
今回は来年の春夏オリジナル生地の規格が決まったので、ご紹介させて頂きます。
今回の規格はリネン100%のシャツ生地を想定しました。
暑い夏、間違いなくリネンが一番快適に過ごせるという自分なりの結論に至りました。
肌に引っ付きにくく、清涼感があり、気兼ねなく洗うことができる。
こんな良い素材、他にはありません。
糸はブラウンの経糸に、ブルーの緯糸の組み合わせのシャンブレー生地です。
このシャンブレーは2色の糸を見ても、どのような生地の色になるかイメージがつきづらいです。
ですが下の写真のマス見本からイメージしていきます。
ど真ん中の色が、経糸が茶色、緯糸がグリーンの糸を使用した生地で、その下が今回作成する、経糸茶色、緯糸ブルーの生地になります。(小さくてすみません)
この一見汚い色に見えるかもしれませんが、着用して生地に動きが出ると無茶苦茶かっこいいんです!!
最近ではマス見本自体作ることが少なくなってきているので、このようなドぎついシャンブレーは少なくなっています。
マス見本なしで、シャンブレーの生地を作るにはかなりの勇気が必要です。
且つ今回は染め方も少し特殊で、糸の表面だけ染めて、芯まで染めない方法で染色しています。
洗って着てを繰り返すことで、白いスレっぽい感じが出てきます。
インディゴ染と違って、色移りがしないので洗濯も気兼ねなくできます。
その変わり色の変化はインディゴ程ではありませんが…。
来年はリネンの半袖シャツをたくさん着て頂きたいと思い、この規格にしました。
また生地を織っている所もブログであげれたらと思っております。