140. 冬こそ尾州のウールパンツ
2022年12月09日
今回は尾州のウール生地をご紹介させて頂きます。
生地の仕事につく前は、服を買うにしてもあまり素材は考えず購入していました。
今では素材の特性を理解して購入しています。
合成繊維には合繊の良さがありますし、天然繊維の良さがあります。
個人的には天然繊維がオススメですが。。。
天然繊維の良さ、特にウールは冬に最適な素材です。
ウールを着用すると、ふわっと自分を包んでくれる感じです。
世界で一番優しいのはウールだと信じています。
昔会社の人に、風邪ひいた時に、
『ウールを着ないから風邪引くじゃない』
と言われたことがあります。
本当に名言です。。。。
本当に風邪引きやす人は、着用している服が合繊で作られたものが多くないですか?
それをウールに変えれば、体調を崩すことが少なくなると思います!!
冬はパンツの下にパッチを履くケースが多いと思います。
パッチを履かずして暖かくしてくれるのが、ウールです。
もちろん薄手のスーツ生地はダメですが。。。
写真のパンツはウール素材になります。
かなり厚手ですが、パッチ要らずで、優しくつつみこんでくれます。
起毛しているので、フリースみたいな感覚です。
このウールでもデメリットはあります。
チクチク感はコットンや合繊に比べて間違いなくあります。
しかし、何回か履くと全く気にならなくなります。
それよりも暖かさが勝ります!!
写真の生地はウール100%の起毛したものになります。
ウールでも薄い生地は寒いです。
厚手でかつふっくらした生地がオススメです。
このふっくらが空気を多く含むことになるので、暖かさを呼んでくれます。
なので、起毛素材は暖かく感じます。
起毛素材のデメリットとしては、毛玉ができることだと思います。
合繊混の毛玉とウールの毛玉は全く持ってカッコ良さが違います。
ウール自体毛玉はできるのですが、油分で、滑落していきます。
なので毛玉として残りにくいのです。
合繊の毛玉は絡み合って、完全に残ってしまうので、少しヤラシイ毛玉ができます。
服でもなんでもそうだと思いますが、メリットしかない商品はないかと思います。
その特性を理解して、自分が重視するものと合わさった商品が良いものだと個人的には感じます。
この冬に全身ウールを着用すると、こんなに優しいのは世界でウールだけだと、感じると思います!!
今年はぜひウール100%のパンツをお試し頂けたら尾州の人間にとってこんなに嬉しいことはありません。