尾州の生地でスリーピース
T 様
ウール100%
¥ 111,000 (税込)
今回は葛利毛織さんの生地で仕立てた濃紺のスリーピースをご紹介させて頂きます。
毎度国産の生地は重厚感、ハリ感があると言ってまいりましたが、
この生地はその頂点に立つような生地になります。
スーツ生地では珍しい目付け420g/mです。
正直このぐらいの目付けのスーツ生地はあります。
ほとんどの生地が番手が太いので、このぐらいの目付けがついてしまってもなんら不思議ではないです。
しかし今回の生地は番手が細いのにこの目付けになります。
これは生地を規格していると分かるのですが、とんでもなく時間をかけて織り上げたのがわかります。
通常の2/80で2/2の綾の目付けは260から280g/mぐらいになります。
その1.5倍以上の目付けがついている時点で驚愕です。。。
単純に考えて、通常の2/80の生地の1.5倍以上の糸を使っていることになります。
めちゃくちゃ贅沢な生地なのがわかります。
なので、ハリ感、重厚感は今までの生地に比べて次元が違います。
鎧のようなスーツが仕上がります。
もちろんスーツ自体は重くなるので、そこはデメリットにもなるかもしれません。
しかし、この重厚感が仕立て映えにつながります。
こんな生地は間違いなく大量に生産はできないと思います。
良い原料を使ってスーツを仕立てるのも、もちろんかっこいいスーツに仕上がります。
国産でしかできない、密度が詰まった生地で仕立てる良さも知って頂けたらと思います。
https://www.138ss.com/feature/detail/17/
葛利さんのご紹介のリンクになります。ぜひご覧くださいませ。